大京アステージってどんな会社?
渋谷に本社を置く管理会社で、設立は1969年。
「ライオンズマンション」で有名な大京のグループ会社。
つまりライオンズを管理しているのは大体がここ。従業員数は2024年現在7,429名。
かつては大京管理という社名だったが2007年に今の名に。
聞き慣れない「astage」という言葉、実は辞書でひいても出てこない。
「A-stage(A段階)」の意か、はたまた「a stage」か。
マンション管理の現場をステージ(=舞台)になぞらえたものかもしれない。
現在2位の東急コミュニティーと並ぶ業界のパイオニアであり、同社の事務処理ノウハウを模倣している管理会社は多い。
長らく日本ハウズイングと2強を形成する業界最大手の1つであったが、現在では3位に甘んじている。
イダケンと大京アステージ
大京アステージの物件は、9件ほど関わったことがあります。
印象としては、社内のマニュアルがしっかりしており統一的な仕様が定まっているので、フロントマンの当たり外れが小さい。
そのうえ、管理組合と相性が悪ければすぐにフロントマンを交代し、上席も結構すぐに出てきて声を聞きます。 マニュアル化の弊害か、かつては「うちはこうです!」とサービスが画一的なところがあったのですが、今はその辺りもけっこう柔軟。
幅広い管理組合に合わせられる安定感があります。日常管理のサービスへの不満は少ないように思います。
ただ、大規模修繕においては、グループ会社である大京穴吹の見積もりしか持ってきません。
よその建設会社に頼む場合は、大京アステージとしては協力できないので、管理組合ご自身でコンサルを雇うなりして行ってください、という姿勢です。他社のコーディネートは基本的にしません。
(同じスタンスの管理会社としては長谷工コミュニティがあります)
そのため、大規模修繕を管理会社任せにしたくない管理組合から、相談を受けるケースが多いです。 この1年でここと関わったのは1件ですが、やはり大規模修繕への管理組合の不満がきっかけでした。
委託費は、デベロッパー系大手はどこもそうですが、最初は高い。
ただ大手の中では、価格交渉にわりと応じてくれる方です。突き放してくるわけではなく、マイルドだと感じます。
リプレイスの候補としてどうかといえば、これもまたデベロッパー系に共通なのですが、 大京はリプレイスの獲得に積極的ではないと思います。 相見積もりを頼んで辞退されたことが何度かあります。
- 大京アステージのホームページ
- 高層住宅管理業協会(←管理会社の業界団体)における同社の紹介ページ