マンション管理組合が熱い理由
【前のページ】 « 管理組合はなぜ必要?
わかったかね?
あきらめて組合活動にいそしむんだね。
でもさぁ・・
何さ。
そんなに管理組合が大事なら、何でそれが今まであんまり言われてこなかったのさ?
う~ん、昔は何もしなくてもマンションの価値が上がったからなぁ。
そうなの?
うん、そういう時代だったんだ。
不動産の右肩上がりの神話。
あ~バブルってやつね。
それに昔はさ、マンションって大体どこもせまかったんだよ。
だから一生住む場所じゃないみたいな考えが強くてね。
ほ~ん。
値上がりしたらさっさと売って、ワンランク上の不動産を買う。
みんなそんなことを繰り返してたんだ。
わらしべ長者みたいだね。
けっきょくみんな損したんだけどさ。
バブル恐るべし。
まぁそんな時代なもんだから、誰もマンションの未来なんて考えなかったのさ。 基本的にみんな無責任だったんだよなぁ。
いつから責任感がめばえたの?
バブルが崩壊してから。
マンションの価値が上がらないとわかってから、管理の重要性に目覚める人が増えた。
ちゃっかりしてるね。
そりゃそうさ。
放っておくと価値が上がるどころか下がっていくんだから。
心を入れ替えたんだね。
まさにそう。ここにマンション管理の新時代が始まったわけだ。
でも一方でいまだに昔の感覚を引きずってる人もいる。
誰のこと?
たとえば今も管理組合の活動に関心を持たない人がそうさね。
管理会社だってそうだよ。バブルの時の感覚を捨て切れてない。
ディスコでおどってるの?
おどってるかは知らないけど、時代に取り残されてる感は否めない。 楽だったバブル時代の感覚で仕事をしてる。
だからサービスが悪いのか。
そう。彼らは何でとつぜん管理組合が口うるさくなったのか理解できないでいる。 古き良き時代よもう1度、みたいな気持ちが強いんじゃないの。
わかる気もする・・。
まぁそんな感覚でいるものだから、当然今の意識の高くなった管理組合とはぶつかる。 全国でトラブルが多発する。
自然な流れだね。
まぁそうだね。
そんな流れの中で生まれたのがマンション管理士という資格だったりする。
だったりする。
この資格、なにも国の思いつきでできたわけじゃないんだ。
バブル崩壊に端を発した時代の必然として生まれた資格なんだよ。
時代に咲いたあだ花ってやつ?
それじゃすぐに消えるみたいだ!