管理会社お任せ方式での大規模修繕
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管理会社お任せ方式は「しんだん」、「設計」、「工事」の3つの工程を全て管理会社にやってもらう方式のことだ。 最も一般的な大規模修繕の進め方と言っていい。
ポピュラーなのね。
メリットは何と言っても管理組合にとって楽なところ。
ぜんぶお任せでやってもらう感じだから。
そりゃいいや。
そういうのを待ってたんだよ。
この方式でいくなら、そもそも修繕委員会を作る必要があったのかどうかさえ怪しい。 わざわざ委員会を別個に作らなくたって理事会だけで対応できると思うから。
ますます素晴らしいね。
じゃ大規模修繕は管理会社お任せで決まりかな?
たしかに楽なのはいいんだけどね、でも大きな欠点もある。
費用が高くつくのだ。
え、何で?
競争原理が働かないから。
2~3割高くなることが多いんじゃないかな。
2~3割ねぇ。
ま、いいんじゃないの。それで楽が買えるなら。
キャベツや大根買うのとは違うんだよ?
5000万円の工事なら1500万円余分にかかるってことだ。
なんですと!
手間賃にしては高いと思うんだけどね。
そのお金で別の工事できたじゃないかって話だし。
そんなに高くなるなんてホントなの?
大げさに言ってるんじゃなくて?
ホントだって。経験から言える。
2~3割を自分たちの利益として乗せてる管理会社が多いよ。
1000万以上高くなるなんて、何でそんなムチャがまかり通るのさ?
だから、さっき言ったじゃないか。
競争原理が働かないからだって。
たったそれだけのことでそこまで値段が変わるものだろうかしかし。
変わるんだねこれが。この業界では珍しいことじゃないよ。
管理会社に払う委託費だって、競争原理を入れたら年に数百万円下がりましたなんてケースもザラなんだから。
ついてけないよ、やれやれ。
Point
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